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内装制限をクリアできる不燃塗料は存在するのか?

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内装制限をクリアできる不燃塗料は存在するのか?

「木材を内装仕上材料としてふんだんに使用したいのですが、不燃塗料を塗る事で認定材として許可がおりますか?」
という質問が大変増えています。

この質問に関してですが、残念ながら許可はおりません。
理由としては、木材は可燃材料なので可燃材料に不燃塗料を塗布してもその材料は可燃材料のままだからという事が挙げられます。

「※2015年1月20日追記(内装制限関係なし?)
避難安全検証法という法律が平成12年に施行されています。
http://www.howtec.or.jp/kokomademokuzai/fireproof/4-2n.html
これによると、天井を準不燃材以上で施工すれば壁等は木材の利用が可能になるようです。全国でも適用例が多々あるようですが認知が広がっておらず、これにより内装制限はクリア出来たとしても消防検査にて許可が降りないというケースも有るようです。
その様な事も予め想定して、不燃塗料等を木部に施工することで消防署に前もって相談すると良いでしょう。」


塗料自体に不燃効果があったとしても、それはあくまでも材料の表面付近の仕上げに関してだけなので材料そのものが不燃化されるわけではない為です。

もし、内装に木材を使用したい場合は「不燃木材」を利用する必要があります。不燃木材とは工場等で生産された規格製品です。決まった寸法、決まった材料で所定の試験を行い、国に申請して不燃認定番号を取得してます。その材料を利用すれば不燃材として利用可能です。

ただし、これにはデメリットも多々あります。
まず、サイズの問題です。不燃認定番号は「その材料」毎に取得する必要があります。その為、あらかじめ決まったサイズの材料しか販売していないのです。また樹種も限られています。
例えばスギ12ミリで不燃認定番号が取得してあるメーカーだとしても、ヒノキ12ミリでは不燃認定を取得していないというケースもあります。その場合ヒノキ12ミリは不燃製品ではない為、建築基準法には適合できません。
ですから、持込材料を不燃認定製品として加工する事も実際にはかなり制限があると言えます。

では自社で不燃認定番号を取得するという事が考えられますが、これには膨大な費用と時間がかかる為お勧めしません。また下記事件があってから木材の不燃認定はかなり厳しくなりました。

数年前に木材不燃認定材の偽装事件が発覚しました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000251.html

http://www.mlit.go.jp/common/000148062.pdf

ここでは主要不燃木材メーカーのほとんどすべてで偽装が発覚し大きな問題になりました。逆にいえば木材の不燃化はそのくらい難しい技術だといます。

また、これらのメーカーの不燃木材は木材の質感が残っていないケースが多いようです。
問題としては、硬い、重い、割れる、釘が打てない、のこぎりが通らない等々です。
また白華と言われる現象も発生し易く、意匠的にも問題があります。

幾つかの薬液を試した事がありますが、この問題をクリアできるのはおそらくsoufaだけではないだろうかな?と言う印象です。


上記のような理由から、現場塗布で不燃認定を取得する事は基本的には不可能です。設計事務所の方や市役所の担当者でもこの事はあまり理解が進んでおらず、既に竣工間近の建物で発覚すると言う事も珍しくありません。

計画段階で建築基準法にかかりそうな場合は、現時点では木材の利用を避けるのが無難です。
ただし、建築主事等に強いパイプがある場合は例外的に認められる事があります。
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